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1月23日沖縄名護市長選挙 基地反対の民意は変わらず 京都から連帯

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1月22日-23日沖縄辺野古写真展

 1月22日(土)~23日(日)京都府南部にある文化パルク城陽で開催した『写真展 沖縄辺野古はいま』(主催:沖縄平和連帯 京都南部の会)は、大きな反響がありました。 
  名護市長選の闘いと連帯する意味での開催でしたが、地元紙(京都新聞、洛タイ新報)にも掲載され、2日間で60人の方が来場されました。 
(ZENKO京都 佐藤 写真展にスタッフ参加)

 

【ZENKO沖縄メンバーからの報告です】

 1月23日投開票された名護市長選挙は、現職の渡具知(★とぐち)武豊氏が1万9524票で再選となった。辺野古新基地反対、基地再編交付金に頼らないまちづくりを掲げ期待された岸本洋平さんだったが、1万4439票と残念ながら及ばなかった。
 岸本後援会事務所に集まった支持者らは勝利を信じ、祈る思いで開票を見守る。午後9時半ごろ、岸本さん本人が到着。間もなくして相手候補に当確が出された。
 岸本さんが敗戦の弁を述べた。「辺野古は決して認めないと訴え続けてきた。県民投票で県民、名護市民も7割以上が反対。新たな基地はいらないとの思いは示されている。今回の選挙でも、市民の思いは反対だったと受け止めている。しかし、他の政策についてなかなか届けることができなかった」と振り返る。「皆さんをはじめ、県外、全国からの支援に支えられた」と感謝の気持ちを伝えた。
 稲嶺進・岸本後援会長は「大変残念な結果だ。今回も、金力と権力によって分断されたわが名護市の実情がさらに浮き彫りにされた。民主主義と地方自治を取り戻す思いで臨んだが、この大きな力に押しつぶされ、やりきれない。でも結果が、名護市民は新基地建設を認めたことにはならない。これで終わりではない。洋平はよく頑張った」と岸本さんをねぎらう。「皆さんの長い闘いが彼を励まし、彼は勇気をもらった。我々も勇気を力に変えて頑張っていこう」と訴えた。
 玉城デニー知事も「市民に届かなかった点を謙虚に反省し、岸本洋平のこれからを支え頑張っていく。相手候補を応援した中にも辺野古は反対だと言う方もおられた。新基地反対の方向性は1ミリもブレることはない」ときっぱりと表明。
 最後に、比嘉勝彦後援会事務局長が「我々の闘いはこれからも続く。まだまだ続く」と呼びかけた。
 辺野古新基地阻止をめざすオール沖縄にとって非常に厳しい選挙結果となったが、今回の悔しさをバネに、秋の県知事選に向けまだまだ諦めない闘いは続く。